Case Study

健康状態を手軽に把握できるサービスが実現

花王株式会社ヘルシア

2021.03.01

花王株式会社 ヘルシア、コンシューマープロダクツ部門、ヘルス&ウェルネスプロジェクト、香林 祐介氏 花王株式会社 ヘルシア コンシューマープロダクツ部門 ヘルス&ウェルネスプロジェクト 香林 祐介氏

Q1.Bodygramを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

花王では元々、内臓脂肪を減らすのを助けるヘルシア緑茶という特定保健用食品を販売していました。

内臓脂肪というのは一般的に健康に悪影響があると言われている脂肪ですが、皮下脂肪とは異なり目に見えないものです。その為、ヘルシア緑茶が内臓脂肪を減らすのを助ける商品をご提案してもなかなか消費者が効果を実感しづらいという課題がありました。

そこで、継続して飲んでいただきながら健康状態の可視化ができ、目に見えづらい効果を実感できるサービスを世の中に提案していきたいという想いがありました花王の研究開発部門には、1万人以上の測定結果を元に開発した、目安として内臓脂肪レベルを算出するアルゴリズムがありました。

内臓脂肪計を開発し、約10年で1万件以上のデータを集めていたおかげでモニタリングヘルスの5つの指標(性別・年齢・身長・体重・腹囲)がわかれば目安として内臓脂肪を推定できるというところまで開発が進んでいましたが、ユーザビリティ、ユーザーエクスペリエンスの部分に課題がありました。それは、腹囲だけはメジャーを持ってきて計る必要があり、メジャーが手元に無かったり、少しでも面倒に感じられてしまうとサービスを使ってもらえないというものでした。

その中で対策が無いかと試行錯誤していた時に、BodygramのPR記事を知り、スマホ一つで簡単に内臓脂肪レベルをチェックできることを実現するため問い合わせをさせていただきました。


Q2.導入してみていかがですか?メリットは?

メジャーを使わずスマホ一つでチェックが出来るという点もあリますが、SNS上では、服を着たまま写真を2枚撮るだけで内臓脂肪レベルが分かるなんてすごいね、という驚きの感想が散見されました。

Bodygramがきっかけで、普段健康にそれほど興味がない方でも革新的な技術を知ったことで内臓脂肪に興味をもち、またチェックして数値が高かった際に健康行動を始めるようになる。健康意識が低い人も、健康になる動線が作れたことがメリットだと思います。


Q3.導入するまでのエピソード 苦労した点など

一苦労した点は、チェックの精度です。

その部分はBodygram主体で追加でデータを集めて頂けたことで高めることが出来ました。


3-2.導入を決めてから精度をクリアしたのはどれくらいの期間が必要でしたか?

半年くらいかけて、精度を高めて基準を満たしていきました。

(弊社 社員)※AIの学習に一番時間がかかるのはデータ収集なので、評価を厳しくしたために時間がかかりましたが、花王さんのおかげで今までBodygramが持っていなかったBMI値の高い方のデータを集められ、精度を高めることが出来ました。


Q4.社内の評判はいかかでしたか?

社員数が多いので、消費者だけでなく社内にも呼びかけてモニタリングヘルスチャレンジを行いました。服を着たまま腹囲を推定できるとはどういうこと?と驚きを持って使っている社員が多いです。理系の方は技術に特に興味を持っていました。連続でチェックした際もブレも少ないと評判でした。


Q5.今後Bodygramに期待することがあれば教えてください

このサービスにより健康状態を手軽に把握できるサービスが実現出来ました。

身体の採寸データは健康状態に繋がるものが多いと思うのでより精度を高めていけば、ヘルスケア分野の研究機関と連携して多くの方に健康に関連するサービス提案が出来るのではと思います。 ヘルシアとしてもBodygramの精度が上がっていくことで、より提案の幅が広がることを期待しています。

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