Case Study

Bodygram体験者の7割が商品を購入

株式会社そごう・西武

2021.03.25

非接触型採寸サービスとして導入

株式会社そごう・西武では、コロナ禍で非接触型接客が求められるなか、2020年11月17日からそごう横浜店と西武池袋本店の紳士服ワイシャツ売場にBodygramを試験的に導入。

3か月が経過した2月下旬に、そごう横浜店で経過について伺いました。

車田 裕樹 様 株式会社そごう・西武 リーシング本部 商品計画部 MD担当 マーチャンダイザー


Q1.貴社の事業内容・職務内容を教えていただけますか?

百貨店の株式会社そごう・西武

セブン&アイ・ホールディングス傘下の百貨店、株式会社そごう・西武です。昨年11月より、西武池袋本店とそごう横浜店の紳士服ワイシャツ売場でBodygramを導入しました。

私は、紳士服売場の商品開発から販売計画、予算管理など、トータルに商品販売を計画するマーチャンダイザーを務めています。


Q2.今目指していること、事業上の目標は何ですか?

百貨店の魅力を幅広い世代に知っていただくこと

百貨店の魅力の一つは、多くの商品をお客様自身の目で見て、手に触れて確認し、売場の担当者にアドバイスを求めるなど会話を楽しめることにあると思います。

また、ご自身のイメージの中にはなかった新しいアイテムに出会えたり、豊富な商品から、「そうだ、あれもあると良いな」と気づくこともあり、お買い物にワクワクしていただくことです。

コロナ禍による緊急事態宣言で、外出を控えるようになり、百貨店から足が遠のいている熟年層の方々にも、百貨店と聞くと敷居が高い、年配の人が利用するところという印象をもち、敬遠される若い世代の方々にも、百貨店での楽しみを知っていただきたいと考えて います。


Q3. 現在の懸念点、課題は何ですか?

新たな取組をより多くの方々に知っていただくこと

Bodygramの導入は、百貨店の魅力をデジタル化する時代に合わせて進化させる取り組みの一つです。

ソーシャルディスタンスが求められるなかで、非接触型採寸が可能であり、時代の先端をいくサービスとしての話題性もあります。

昨年2020年11月から、ここ横浜そごうと西武池袋店の紳士服ワイシャツ売場で試験的に導入し、手応えを感じています。


Q4. Bodygramを知ったきっかけは何ですか?また導入の決め手は何ですか?

商品販売のデジタル化を模索するなかで注目

写真を2枚撮影するだけという手軽さがよく、弊社のベテランフィッターが驚くほど、誤差も少ない正確な採寸が可能なので、私どものようなアパレル業界にはぴったりだと思いました。

非接触型接客が可能になるツールとしても注目しました。


Q5. Bodygramを導入する前に抱えていた課題は何ですか?

お客様に安心していただける非接触型接客

近々の課題として、非接触型の接客を工夫する必要に迫られました。

紳士服はサイズが合っていることが、スタイリッシュに見える基本です。従来の採寸方法では、どうしても接触せざるをえない問題をBodygramで解決できました。

ご自身のサイズを把握しないまま選ぶとなると、どうしても大きめのものを選びがち。Bodygramを使えば簡単にサイズを把握した上で、ぴったりしたものを好むのか、ゆったり着たいのか、お客様のご要望を伺い、提案することが可能になります。ゆったり着るとしても、単にだぶだぶしているのではなく、かっこよく着ることを楽しんでいただきたいと思っています。


Q6. 他の技術、製品と比べBodygramが良かった点はありますか?

服を着たまま写真を2枚撮るだけ、お客様の負担がほとんどない

下着姿になって全身をスキャンするタイプの採寸技術などもありますが、現実的ではありません。

上着を脱いでいただくだけ。背景を選ばないので、売場のどこでも服を着たまま、写真を2枚撮るだけで、ほぼ正確な採寸ができます。お客様にとっても負担は最小限です。


Q7. 導入効果:Bodygramの導入により売り上げの拡大やコスト削減などの効果は出ていますか?または今後効果が出ると想定されて いますか?

Bodygram体験者の7割以上が商品を購入、通常のお声がけの2倍以上

店員から声を掛けられるのは苦手だと感じて百貨店を敬遠しがちな20〜30歳代のお客様が、Bodygramを試してみたいと来店してくださるようになりました。

Bodygramが百貨店に来店するきっかけになり、サービス利用の体験につながっています。撮影も会話のいとぐちになるので、サイズが合っていると見映えがよくなると知っていただいたり、ご自身では考えてもみなかった提案など、新しい体験を楽しんでいただくことができます。

11月の導入から3か月、Bodygramを体験していただいたお客様の6割が20〜30代です。さらに体験者の7割以上が商品を購入してくださいました。通常、ウインドーショッピングをしているお客様にお声がけしても、購入に至るのは3割程度なので、効果は大きいですね。紳士服はコーディネイトも大切です。ワイシャツに合わせて、ネクタイやジャケット、オフのときにも使えるタイプのシャツなどコーディネイト提案をすると、複数アイテムをお買い上げくださるお客様もいらっしゃいます。

リモートワークではリラックスできるスタイルで、勝負服にはビシッとしたスーツで、オンとオフ、自分らしいライフスタイルに合うものを選んで着る楽しみに気づいていただくきっかけになったのではないでしょうか。


Q8. コロナの影響下でBodygramが貴社事業に貢献できることはありますか?

Bodygramが来店のきっかけになり、コーディネイト提案へつなげられる

Bodygramへの興味が来店のきっかけになっているほか、非接触型の採寸が可能になり、購入にもつながっています。

Bodygramなら、誰でも誤差のない採寸ができるのも利点です。

店員の役割は、お客様のご要望を聞き出し、ご要望に合うコーディネイトを提案すること、お買い物を楽しんでいただくことになっていくと思います。


Q9. Bodygramに対する期待がありましたらお聞かせ頂けますか?貴社の将来の目標達成のためにBodygramが一緒に頑張れることはあ りますか?

広く活用の可能性を考えていきたい

そごう・西武は、店舗でのお買い物の楽しみとオンラインでのショッピングと両軸あるので、いずれはオンラインでもBodygramを導入したいと考えています。試着ができない不安を払拭するなど、デジタル技術の可能性を追求したいですね。

また、非接触型接客は今後も続くと思うので、ほかの店舗やほかの売場でも活用できる可能性を持っていると思います。

ライフスタイルもビジネススタイルも変化しています。デジタル技術を駆使した新しい販売方法、今のニーズにあったサービス提供、売場づくりを進め、お客様に喜んでいただける百貨店であり続けます。

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